
〜潰瘍性大腸炎患者のQOL向上を目指す疾患管理アプリ「FAROme(ファロミー)」を臨床研究に導入〜
2026年4月、株式会社プラスメディ(代表取締役社長:永田 幹広、本社:東京都千代田区)は、国立大学法人筑波大学(学長:永田 恭介、所在地:茨城県つくば市)および国立大学法人東京科学大学(理事長:大竹 尚登、所在地:東京都目黒区)と共同で、潰瘍性大腸炎患者を対象とした疾患管理アプリ「FAROme(ファロミー)」の臨床的有用性および社会実装に関する臨床研究を開始したことをお知らせいたします。
本研究は、潰瘍性大腸炎患者における日常生活下での症状・体調データを継続的に取得・可視化し、疾患活動性の把握および再燃予測、
さらには同患者の生活の質(QOL)の向上に寄与することを目的としています。これまでの検証フェーズを経て、
今回、実臨床における有用性評価を目的とした臨床研究として実施されます。
「FAROme(ファロミー)」は、患者自身による日常的なデータ入力と医療者による遠隔モニタリングを可能にするアプリケーションです。
本研究では、筑波大学附属病院および関連医療機関に通院中の潰瘍性大腸炎患者を対象に以下のようなデータを収集・活用します。
- ●排便回数、腹痛、血便などの疾患特異的症状指標
- ●体温、体重などのバイタルデータ
- ●服薬状況および生活習慣に関する情報
- ●患者報告アウトカム(PRO)に基づく主観的症状評価
これらのデータは時系列で蓄積され、医師は専用の管理画面を通じて患者の状態変化を継続的に把握することが可能となります。
また、一定の閾値を超える変化が検出された場合にはアラート機能により早期対応を支援します。
本研究により、従来の外来診療では把握が難しかった日常的な症状変動の可視化が可能となり、以下のような臨床的意義が期待されます。
- ●疾患活動性のより精緻な評価
- ●再燃の早期検知および重症化予防
- ●個々の患者に最適化された治療介入の検討
また患者側においても、日々の症状を記録・可視化することで自己管理能力の向上が期待され、医療者との情報共有の質の向上にも寄与します。
今後は、本研究で得られるデータおよび知見をもとに「FAROme(ファロミー)」の機能高度化を進めるとともに、
炎症性腸疾患(IBD)領域におけるデジタルヘルス活用の社会実装を推進してまいります。


